疲労回復ジョグ

10.09km 1:07:15 (6'40") 

朝起きると既にかんかん照りで、走る気は喪失。年を取ると冬になっても日焼けは薄れず、そのまま春夏へと突入していくためますます黒くなっていく。最近、気になり始めた。

論文のイントロを少し書く。なかなか筆は進まないが、あれこれ考えていると徐々に論文の核心部分を再認識してくる。他人の論文のイントロなどはあまり読まないが、こうやって自分の成果をより広い世界の中で位置づけていく作業は、むしろ自分のために必要なのかも知れない。

しげるさんのお見舞い、そののち買い物へ。帰ってくるともう13時。それからブリキの太鼓をしばらく読む。発想力がすごい。戦前のドイツの話で、わしはキリスト教にも疎いのでそのメタファーを十分には理解できないが、いつまでも強烈に頭に残る。例えばドイツ人にとってウナギを食うというのはどういう感覚なのだろう。こういうことが感覚的に理解できると、もっと楽しめるのだと思う。また、恐らく、原文には様々なレトリックもあるのだろうことが何となく分かる。第1部の最後の方まで。

鯵が安かったので、晩飯は鯵のオリーブオイル焼き。たかどんに手伝ってもらって3枚におろす。ヒラメの刺身に、モツァレラチーズとバジルをのせたトマト。

全体的にぼーっとした日だったが、最後の締めにジョグ。行きは猛烈にきつい向かい風。なかなかしんどいが涼しくて良い。帰りが楽しみだ。しかし、折り返すと急に腹が減ってきた。日が長くなってきたので走る時間が遅くなる、と必然的に腹が減る。したがって風にも乗れない。はやくワインが飲みたい。晩飯は魚なのでもちろん白ワインを冷やしてある。トイレ(小)にも行きたくなってくる。走る前に水分を補給したせいだ。水分よりむしろせんべいを食ってくるべきだった。

でも気持ちは良い。今日は川沿いの堤防へ。老夫婦が散歩をしている、盲導犬を連れて。ばあさんと孫、中年夫婦、竹刀を持った姉さんと弟、皆、長くなった夕暮れ時を楽しんでいた。

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