勝田マラソン備忘録

今回は、いつもと違った実験的な走りを試みた。その結果等を考察しつつ振り返る。

・服装等

オレンジの安物Tシャツ、ナンバーの一番短い短パン、skinsパンツ、ザムストふくらはぎ、アームウォーマー、レーシングランプロソックス(白)、CWX帽子、ガーミン時計、靴はマナ

・持ち物

アミノバイタルの赤を2つ、ザバスの梅味1つ(使用せず)

・終了後のダメージ

まめすら一つも出来ず。目に見えるダメージは無し。ただ、足全体、特にハムストリングから股関節にかけて筋肉痛。右足の方が激しい。右の足の甲にも違和感がある、ひもがきつかったか。さらに(翌日になって)右の腰が若干痛い。これらは左足首や左膝を無意識のうちにかばって右で走っていたからだと思う。

・体重

起床後 60.00 kg (1,2,3年前 60.30kg , 59.0kg,  56.9kg), 帰宅後 58.75 kg

・気象データ(水戸/気温 ℃, 風速 m/s)

10時 2.8, 1.0

11時 3.8, 0.7

12時 4.3, 0.0

13時 4.0, 0.0

14時 3.9, 0.0

15時 3.8, 0.0

前日まで:12月も1月も月間走行距離が100km程度と、今回は明らかに練習不足。よってサブ4維持だけを目標とする。

今回の実験的な試みは

1.本番ではサブ4のラップを維持する走りをする。5:35-40を目標。

2.練習不足を補うためレース直前まで(軽くても良いから)走る。今回は金曜日が最終。

 である。

金曜日のEペース走では足首は若干の違和感程度であったが、前日の土曜日には歩いても明らかに痛みがあり、かなりブルーな気分となる。そうでなくても完走出来ない可能性もあるのだ。

とにかく前日は買い物に行く以外は静かに過ごす。予報では日曜日は寒そうなので何を着ようか若干迷う。長袖で走ろうか、それともいつも通りに半袖Tシャツにアームウォーマーにしようか。DNFの可能性を考えると長袖か?明日の朝決めようと、ゼッケンは付けないでおく。

当日:起床後、まずはもち2個と味噌汁。さらに1時間後にたかどんに作ってもらった小さめのおむすびを2個。

日も出ているし、Tシャツ着ることにする。洋服用のビニール袋を加工して寒さよけを作る。

9時20分頃会場到着。更におむすび2つ食って、荷物を預け、運動場を出てすぐにあるトイレで用をたし、Dブロックに並ぶ。9時30分くらいか。

日が当たって暑いくらいだ。半袖で良かったと思う。しかし、風は冷たいので寒さよけビニールはかぶったまま。

そうしている間にスタート。

(区間) 今年の記録(ランナーズアップデートより) [1,2 3年前の記録]

(0-5km) 27:44 [26:27, 26:28, 25:45]

最初はもちろん渋滞があるが1kmのラップが5:37。これで良いのだ、これで最低10kmは行くつもり。しかし、やはり走り始めにしては遅すぎる。無意識に周りに流されて次のラップは5:20となってしまった。これはいけないと速さを落とす。

流れからは完全に取り残されるような走り。5:35程度を維持するように我慢する。こうして5kmまでは計画通りだが、ここまで落とすのは或る意味辛い。

(5-10km) 28.07 [26:13, 26:25, 25:25]

ここも淡々と我慢しながら走る。7km当の給水所でポカリを取る。それほど速く走っていないのでビニール袋はかぶったまま。

しかし、徐々に曇ってきて日も当たらなくなってくる。暑いという感覚は全くなし。 

(10-15km) 27:50 [26:08, 26:35, 25:49]

10kmを過ぎると多少は足にきている感じはするが、全体的に余裕は十分。

今回が17回目のフルマラソンだが、これまでレース中にトイレに行ったことが無い。今回も30分前に済ませたし、トイレは完璧だと思っていた。しかし、この辺りから徐々に膀胱に水分が溜まってくるのを感じる。

仮にそう感じてもこれまでのレースでは走って汗をかいているうちにどこかへ蒸発(?)してしまうのだが、今回はその兆候無し。徐々に満タンに近づいていく。

(15-20km) 30.06 [26:05, 26:40, 26:03]

どうしようかと考えているうちに、道路脇の簡易トイレにランナーが飛び込んだ。他には誰もいない。よし、と決心してわしも止まって待つ。よく見ると設置トイレは一つで、奥には建設中の家がある。おお、これはレース用ではなく大工さんのためのトイレだと理解するが、既に時間を使ってしまったので、申し分けないと思いつつ使わせてもらう。約2:20のロスである。

これ以外は律儀に5:35前後を守る。

手が冷えていてトイレの後、ランニングパンツのひもをうまく締められなかった。何となくずり落ちそうな感じ。そこで少しでもパンツを軽くするためにアミノバイタルを摂取する。

中間通過 1:59:50 [1:50:37, 1:52:01, 1:48:50]

そうしているうちに中間点。ラップからスプリット表示に変えてみると、ほとんど余裕無し(レース中は40秒あると思っていたが、今見ると10秒!)

トイレも2分で済んだのだから良しとしよう、とは思うのだがなかなかそうは割り切れない。位置取りも、トイレ前は何とかDに囲まれて走っていたが、トイレ後は周りはEだらけ。止まっていたらたった2分だが、それを走って取り返そうと思うとなんとどんなに苦労か。キロ10秒上げても12km!

少々焦りの気持ち。しかし、25kmまでは我慢と誓う。

(20-25km) 27:21 [25:59, 26:30, 26:40]

我慢する予定だったが、中間点を過ぎると下りの区間。少し速くなるが、ここまで来たら足は保つだろうと考える。22km位から徐々に上げ始める。まだ、ビニール袋は被ったまま。意外と冷える。

寒くて必要ないというのもあるが、トイレが心配で給水出来ず。

(25-30km ) 26:43 [26:23, 26:12, 27:22]

持続可能な程度を保ちつつ、怒濤の走り(自分比)。水戸マラソンの教訓もあり、思いっきりではないが、徐々に頑張りを高めていく。

目標はサブ4。これは恐らく達成できるであろう。それではグロスでもサブ4は可能か?と考え始める。そこで、30kmで時計が設置されているので確認する。

勝田は本来のスタートから自分のスタートまでかなりの遅れがある。通常は5分以上であろう。ところが今回確認すると3分少々か。グロスでも不可能ではない!

ということで目標をグロスでサブ4に修正してモチベーションを高める。 まずは目標の25-30の5kmをまずまずのペースで走れる。

30km手前でアミノバイタルをもう一つ摂取し、給水の代わりとする。

(30-35km) 26:27 [27:29, 27:02, 28:53]

周りの流れを追い越していく。前半に足を温存したお陰か、まだまだ頑張れる。 

33kmからアップダウンが続くが、以外と楽にぐんぐん行ける。

もうビニール袋は被ったまま。トイレにも再度、行きたくなってきているので、給水もなし。

当初の25kmから35kmまでの10kmを頑張る目標はほぼ達成。

(35-40km) 26:07 [27:21, 27:03, 28:50]

さて、ここからは足の調子に合わせて徐々に落ちても良いと考えていたが、以外と頑張れる。グロスサブ4の目標のお陰でモチベーションは高いまま。

更に怒濤の走り(あくまでも自分比)。周りを追い越す。気分は良い。ただ、40km手前で少しきつくなってくる。

ゴール 3:51:54 [3:44:05, 3:45:04, 3:47:30]

最後のアップダウンで多少失速。しかし、最後まで気持ちを切らさず走る。公園内に入ると時計は3時間54分を示していたので、グロスでサブ4達成を確認。やれやれとゴールする。

 結局最後までビニール袋は被ったまま。

総括:記録を狙うならネガティブスプリットは無理だと思う。前半の押さえはかなり不安である。ただ、低めの最低限の記録を狙うときにはありだと思う。

実際にいつもの半分程度の練習量でも最後まで足は保った。これにはレース直前まで走った効果もあったのではないか。しかも最後に頑張るので充実感もある。

 トイレに関して。今回は寒かったのでビニール袋を被ったままであった。もしかしたらこれがトイレが近くなった原因かも知れない。走り終えた後に着替えるとき、Tシャツが汗だくびっしょり、身体に張り付いて脱げないくらいであった。速乾性のTシャツだが、ビニール袋を被ると超遅乾性Tシャツとなってしまう。これで汗をかきにくくなって体内に水分が蓄積しトイレにつながったのではないか。

寒さよけのビニールはあくまで走る前の寒さよけと考えるべきだと思った。

寒かった事もあるが、主にトイレの事情で、今回は給水は7km辺りの1回だけ。アミノバイタルのお陰で何とか凌げたのは幸いである。

今回は記録としては良くは無いが、目標は達成しそれなりの充実感を保って走り終えることが出来た。

さて、次回は古河マラソン。ただ研究の方が忙しい予感がするので、今回と同じような走りとなる可能性が大きい。

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