古河はなももマラソン備忘録

・結果(ネット)

3:31:54 (昨年 3:34:50)

・服装等

オレンジの安物Tシャツ、ナンバー短パン、アームウォーマー、ザムストふくらはぎ、レーシングランプロソックス、CWX帽子、リストバンド、ガーミン時計、adizero takumi ren(昨年も履いて大事にとっておいた)

・持ち物

アミノバイタルの赤いジェル1個、金色のジェル1個、アミノバイタルプロを走る前に取る。

・終了後のダメージ

足全体に筋肉痛はあるが、筋や腱、関節等への故障的ダメージはない。血豆が多数:両小指の上側、左小指の先端、左人差し指の先端、左親指内側。右親指爪が新しくダメージを受け、元々つくば以来紫色だったのが更に根元から紫色に。股ずれは相変わらず。股ずれというか、股に付属している部分が擦れて通常より激しく痛い。あとは、レース中足首をたびたび、しかもまだ疲れていないうちから蹴ったせいでくるぶしに大きな傷。

懸案だった左膝の鈍痛と右ハムストリングの違和感は、レース序盤で感じたが、それ以降は問題なかった、というか忘れてしまっていた。終わってからも問題なし。

・体重(体脂肪率)

前:58.35kg (7.3%) 後:57.70 kg (5.0%) 

・気象データ(気温 ℃、風速 m/s)

  9時 4.9 2.1

10時 6.6 1.0

11時 6.5 1.0

12時 7.3 1.3

13時 7.5 0.7

14時 7.6 0.6

15時 7.6 0.7

4時に起床し、トマトジュースと豆乳を飲んだあと、ニンジン・タマネギ・ピーマン炒めに目玉焼き、もち2個食う。更におむすび2個、豆大福を断続的に食う。

トイレは2回行ったがいまいちだ。昨日、大量に出たのだが少々腹がゆるい。本日もゆるめ。どうも切れが悪い。トイレに座っている間、腸がグーグー鳴っている。若干の不安を残して、5時30分過ぎに出発した。

外はかなり寒い。電車に乗るとすぐに眠ってしまうが、停車してドアが開く度に冷気が入ってきて目が覚める。

会場には8時頃に到着。受付を済ませていつも通り体育館の2階席で、何とか空いている席を見つけて陣取る。着替えを済ませ、おむすびや大福を食い、アミノバイタルを飲む。9時前には支度は整うが、寒いのでしばらくは上着を羽織って席に止まる。昨年も寒かったが、今年もそれ以上に寒いかも。しかし、マラソンには絶好の天候だと思う。

トイレに行くため9時になったら外に出る。首と手の穴を開けたビニール持ってきて正解だった。多少の寒さはしのげる。寒いせいか、トイレはすいている。しばらくは露店を冷やかすが、それでも時間が持たなくて、早々にスタート地点に向かう。9時半から交通規制だそうで、まだ、車が走っていたので歩道で待機し、30分より道路上にスタンバイ。

今年はFブロック。しかし、ほぼ全てのアルファベットを尽くすくらいのブロックがあるので、非常に前の方。先端もよく見える。松野明美とサンプラザ中野が盛り上げていた(その後、最初の方の折り返しで、松野明美とすれ違ったのを見た)。

あっという間にスタート。かすみがうらを走らないので、古河が今シーズン最後のフルマラソン、ある程度の記録は狙って前半もあまり抑えずに(しかし、余裕をは持って)いく方針で臨む。

スタート前にビニールを脱いで小さく丸めてポケットに。給水所で捨てようと思っていたが、あまりに重宝したので、結局捨てずに持ち帰った。

5 km (24:43) 【ガーミンが不正確なので、ラップタイムは大会記録】

だらだらとスタートするが、直ぐに通常のペースになる。ガーミンでは最初の1kmが5:05だった。ほぼ最初から自分のペースで走れるところが古河の良い点の1つ。若干渋滞はしているが、他の大会に比べたらスムースである。今回が3回目なのでコースはほぼ頭に入っているから何も考えない。5:00を少し切るくらいのペースが目標であるが、その通りの走りが出来て、なおかつ余裕がある。思わず少し上げそうになるが、冷静に抑えるようにする。わしも、もう十分に分かっている、余裕がどんなにあっても30kmを過ぎれば嫌というくらいきつくなってくることを。

最初の折り返しで先頭のランナーが良いペース走っているのを見て、こちらも元気になってくる。この後、何度も折り返しがあるが、わしは古河の良い点の1つだと思う。ランナーの顔を見ると、頑張れよ、わしも頑張る、と思う。

10 km (24:38)

何度か給水はパスしたが、何処かこのあたりで取ったはず。走りながら飲んだので、あまり飲めなかった。これを反省して、次回以降は止まってしっかり飲んだ。調子は良い。少し5:00を切るペース。このまま30kmまではいこうと誓う。

15 km (24.44)

11kmのラップが遅いのは止まってしっかり飲んだため。それ以外は淡々と走ってはいるが、徐々に足に疲労を感じ始める。そんな中で、ちょうどわしと同じくらいのペースで走る美ジョガーがいたので、彼女のあとを追いかける。なんと言っても女性は一定のペースで我慢強く最後まで走りきるので、良いペースメーカとなる。まだ周りに人も多くて元気なので、わしと彼女の間に割り込んで邪魔だ。なかなかスムースに後につけなかったのを憶えている。

腹の具合も若干気になりだした。ガスが溜まりつつあるが、腹がゆるかったせいか、抑えきれずにプッと出てしまう。どこかこの区間で和太鼓の応援があったと思うが、ここだとばかりに思い切り放出した。以後、何カ所かで和太鼓応援があったので、その度に思い切り出させて貰った。

また、この区間だと思うが、折り返してくる松野明美を見た。元気そうだった。引退しても速いのー。うらやましい。

20 km (25:04) 中間 (1:46:10)

16km過ぎで、わしのペースメーカーが突如、止まって歩道に出てしまった。足首を押さえている。彼女も心配なのだが、目標を失ったことに呆然とする。少しきつかったが、彼女に付いて行くことでなんとかペースを守っていたのだ。

その後どうしたかはあまり記憶無し。細い田舎道で何を考えていたか憶えていない。

つくばではこのあたりから徐々に5:00から遅れだしたのだが、それでも今回は意外と元気だ。

しばらく行くと広い道路に出る。ここは良い。ストレス無しに走れる。ここから先、十文字に折り返しがあるので、楽しみもある。速いランナーと遅いランナーと両方とすれ違う。表情を観察するのもまた楽し。

20km前にジェル赤を一つ飲んだと思う。

25 km (24:57)

このあたりもあまり記憶に無し。ただ、一つ強烈だったのは、10kmから16kmまでのわしのペースメーカが突如目の前に現れた。なんと、わしの前を走っていた。いつの間に?給水所では立ち止まって、しっかりと飲むことに専念したので、その間に抜かれたのか。目を疑ったが、どう見ても彼女だ。追いついて横から見るとサングラスをしている。彼女だ。或る意味ラッキーで、早速先導して貰うことにする。

確かではないが、それがちょうど20km過ぎだと思う。しばらく付いて走って21kmのラップタイムが5:01だったので、これは少し遅いと思って、追い越した。

30km (24:57)

徐々にきつくなっては来るが、まだいける。とにかく30kmまで5:00で行けば良い。そうすれば自己ベストも更新できる可能性が生まれてくる。

しかし腹が減ってくる。あと10kmは持つだろうか。この区間か、或いは次の区間か、ジェル金色を飲み干す。最近のレースではジェルを余すことが多かったので、今回は2つにしたのだが、少々足りなかったか。こういうのは体調に依存するので難しいところだ。

また、腸の具合も気になり始めて、トイレを見つける度に混み具合をチェックするようになる。

そうそう、思い出すのはわしの前のおっさんランナーが、ブーブーと絞り出すように意図的に何発もガスを放出した。わしはできる限り我慢しているのだが、このおっさんときたら。こちらはハーハーと大きく息をしているので嫌なものを大量に吸い込んだ気がして気分が悪い(自分勝手だが)。このおっさんには負けたくない、とその後、何度か抜いたり抜かれたり。

35 km (25:27)

昨年は30km手前で力尽きたのだが、それに比べるとまだ比較的元気だ。昨年は30kmでスプリットタイムを見て残り5:00で行けばサブ3.5と認識して無理だと諦めたのを思い出す。

今回はまだ行けそうなので、もう少しラップタイムにしておいて、1kmごとの速さをコントロールしながら走ることにした。

腹が猛烈に減ってくる。そこで、確かこの区間だが、バナナを貰って立ち止まってしっかり食って給水した。少し落ち着く。34kmのラップが遅いので、多分ここだと思う。

40 km (25:57)

35kmでスプリットタイム表示とする。既にガーミンの距離は実際の距離より相当短い。ここからは、道路の距離表示とスプリットタイムでゴールを予測しながら走る。まだ5:00で行けばぎりぎり間に合うが、無理だと悟る。しかし、自己ベストは更新できそう、ならばできる限り頑張ろうとモチベーションも上がる。

まだ緊急ではないのだが、トイレの心配も大きくなって来る。ガスも溜まるし、身も出そうと思えば出ると思う。そのくらいの状況だ。トイレは比較的空いているようだが、ここでトイレに入れば自己ベストは無理だろう。どうか持ちこたえますように、と祈るような気持ちだ。

同時に空腹感も増してくる。チョコ、と書いたエイドがあったので思わず一つ取るとうまい棒であった。口に入れた瞬間に後悔する、水無しでは食えん。息が吸えん、息を吸うとむせる。思わず吐き出す。こんなもん、置くな、と言いたい。

つまらないことで何秒かを失ってしまった。

徐々に右親指の爪が痛くなる。つくばでは後半爪があたって痛くて難儀し、勝田ではその記憶から、今度はひもをきつく締めすぎて甲が痛くなり難儀した。そこで、今回は、ひもを緩めにしめたのが、さすがにtakumi renでも緩みが大きくなって、爪が当たる。右だけだが。しかも右側にチップをつけてしまったので、締め直すのは難しい。このあたりからは親指に力を入れて下を向けながら走る。

Finish (11:27)

もう、力はなし。しかし、少しでも早くゴールしたいとの気持ちは途切れていなかった。

いよいよゴールも目前。古河は最後にトラックを走るので気持ちが良い。何とか31分台でと思いながらのゴールであった。

サンプラザ中野が、コンサートをやっていた。わしは、カラオケでは彼の大きなタマネギの歌をよく歌った。今でも歌う。生の歌声を聞いていたかったが、帰りの電車の時間もあるから早々に立ち去った。

完走メダル、記録証、それからメダルケース(今までのメダルは捨てるに捨てられず、机に置きっ放しになっていたが、箱に入れると様になって何となくうれしい)を貰ってから、体育館に戻り着替えて豆大福を食って、送迎バスで古河駅まで向かう。体育館2階の出口から出ると、送迎バス乗り場まで便利だ。

古河駅で昨年同様カレーパンを買う。これを電車の中で食う。実にうまい。

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【振り返って】サブ4を達成したのが一昨年の古河マラソン。わしには相性の良い大会だ。恐らくわしだけではないはず。ほとんど高低差のない非常に走りやすいコース。

今回は記録を意識しながら走った。昨年までは比較的簡単にPBを更新できたのだが、そろそろ限界に近づいているので、難しくなってきた。今季、つくば3:39:26、勝田3:45:04とPBにはほど遠い記録だったので、もう無理かと半ば諦めていた。特につくばは頑張ったのに後半失速し、しかも非常に辛くて苦しかったことが記憶に焼き付いてしまっていた。

しかし、諦めないで良かった。PBである昨年の古河3:34:50を3分近く更新することが出来た。気分良く今季を終えられる(まだ、日立のハーフが残っているが、ハーフの記録にはあまり興味なし)。

【来シーズンに向けて】

サブ3.5は可能だろうか?2分弱なのだが、3秒/km縮めなければならい。これは厳しいだろう。ガーミンにも問題がある。最終的に距離が42.48kmと280mも違っていた(ちなみに勝田では42.39km つくばでは 42.48kmであった)ので、全体のラップタイムが信頼おけないものとなっていた。表示では5:00/kmを切っていたのでつい安心して走っていたが、これからは4:55/kmを目処に走らねばならないだろう。

わしはガーミン時計の表示を、スプリットとラップと別画面にしている。老眼のため小さな字が読めないからだ。しかし、何か工夫が必要かも知れない。

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