昨日:忙しくて走れず。
本日:飲むために走らず。
昨日は試験日だった。もう問題は印刷済みなので、午前中は研究に邁進、午後は試験。皆さん頑張っていました。どうか全員単位を取得して欲しい。それが終わった後、会議。これが実にくたびれるしんどい会議だ。週末のロング走のようなもの。したがって遅くなってへとへとで、もはや走る気力無し。
本日は、朝から採点。午前中に終わる。ひじょーに甘くつけるも、残念ながら単位取得に満たない学生がちらほら。問題自体は凄く簡単にしたから40数名中で満点が7名もでた。しかし、どんなに点数をあげたくてもあげられない答案がある。
午後は、答案の返却をする。学生が続々と来る。落ちた学生にそう告げるのは嫌なもんだが仕方が無い。中には、泣き出してしまう女学生がいた(久しぶり)。わしの方が動揺してしまう。決して意地悪しているわけでは無いのだ。
「ここはxって書いただけでそこにπを入れたら良いんでしょう」
「これは定積分だよね、xで定積分してxがはいっていたらおかしいよね。」
「こんなに沢山書いたのに落ちるとは思っていませんでした、私これまで単位を落としたことはありません、cを取ったこともありません」
「精一杯点は与えたんだよ」
「シクシク」
数学の試験はどんなに沢山書いても、書いた量に比例して点数を与えられるものではない。xで定積分した結果にxが入っていては点数は無理。積分の試験ならまだ良いのだがフーリエ級数だと、全く答えがおかしくなる。心を鬼にする。良く復習して自分の間違いに気づいて欲しい。そして、今後飛躍して欲しい。
後味が悪い。しかし、学問は厳しさも必要だ。分かって欲しい。
家に帰ってから発泡ワイン、1本飲む。