休足
60.75kg 10.2% 4.5
予兆はバスの中で既にあった。スマホから目をそらして景色を見ると、目の焦点が合わないような感覚があった。単に眠いだけだと思っていた。
バスを降りて歩くと、何となくふらふらするような。
自分の部屋にたどり着くともうダメ。へたり込んで、しばらく休もうと椅子に寝そべると目がぐるぐると回る。遊園地のコーヒーカップに乗った後のよう。吐き気が強くて何度かビニールに吐く。嫌な汗が流れる。
座って下を向くとましになる。
家に帰りたくても動けず。
事務の人が来たらタクシーを呼んでもらおうと思いながら、9時過ぎまで、机に突っ伏して耐える。
少しましになり、上を向いてもぐるぐる回らなくなったので、10時半まで、簡易布団を敷いて寝る。
起きると復活していた。しっかりと大地に根を下ろしたように景色が見える。
ただ、午前中は怖くてディスプレイは見ずにおとなしくしていた。
昼過ぎにはようやく完全復活し、論文にとりかかる。夕方までになんとかイントロを仕上げて論文の形になった。
完全復活したので走れるとは思っていたが、帰宅時間の少し前から本降りの雨になり、本日も休足とする。
いろいろあった一日であった。何年か前に、しげるさんのお見舞い時に同じような症状が起きて救急車で搬送されたことがあったが、全く同じ症状だ。その時には結局は原因は分からず。それほど深刻ではないのだろうが、一体何なのだろう。
明日は良い体調で論文に向かい合いたい。そして、走りたいものだ。